プラトーンのポーズ

uruoi2004-04-13

名作駄作は別として、シルエットだけでもソレとわかる、そのワンポーズだけでその映画のタイトルを即答できちゃうような人体によるポージングというか型が、映画から不定期的に生まれていて、近年では、タイタニックの船首におけるあのポーズだったり、マトリックスの弾よけポーズだったりターミネーター2のシュワちゃん登場の素裸でクラウチングスタートだったりするわけですが、そのポーズの俗称が「タイタニックのポーズ」のようにタイトルとイコールになっているのがこの映画ポーズ史に名を刻む必須条件であり、日常で必要とされないポーズが、マネされる条件であるという理屈をコネコネしてみた。無理めに。
で、ワタクシが選ぶ映画ポーズ史ナンバー1はプラトーンのポーズで、あれは戦友に裏切られ、救出しに来た自軍のヘリに飛び立たれてしまい、敵に追われ銃弾に倒れるという酷く悲しいシーンで、その悲哀をお茶の間にわかり易く、尚且つドラマティックにする為の演出としてああいう大袈裟なポーズをしていると思われるけど、それがなんでおもしろいのかなぁって考えたところですね、置いてけぼりにされちゃう人を見るとなんか面白くないですか?よく中学・高校ぐらいの頃とかに、友達の一人だけが電車に乗り遅れて、車内からそいつが走って追いかけてくるのを眺めるあのアングルってやっばっかったでしょ?あのポーズがオモシロいと感じるのは、その人にとっては悲しいけど、置いてけぼりに去れる人を見るのってオモシロすぎっていう感覚とはまったく別腹の別腹。グダグダダ。