芸人さんの女装センス

劇場に出ているような若手芸人と呼ばれる人達は、衣装も自分達で用意しなくてはいけないわけで、そうなるとやはり、そこには自分の描く女子像が体現されていくわけですけど、やっぱネタをより引き立てるには、衣装も重要な要素であるわけで、「いそうだなぁー」と思わせるリアリティー路線か、又は「ありえないオモシロ服装」の方向で発想していくのが普通だと想像します。前者の方で言うと、男子の目にはそれっぽく映ったとしても、女子の目にはディテールの甘さが残るような女装センス持つ芸人さんが多い中、今最も、女子の鑑賞にも耐えうるクラスの女装センスを発揮しているのはカリカの人だと思った。あっ遅いですか。
カリカのあの人さんが作り上げる女子キャラは、いわゆる渋谷界隈のギャルではなく、下北沢・高円寺方面にいそうな女の子をディフォルメしていると思われるんだけど、ただのキモい女子ではなくて、お洒落をしているキモい女子であるという点が新鮮な気がしていて、女性客のウケのよさの一端を担っていると思う。それと関係ないけど、この前、カリカのあの人さんを渋谷の公園通りで女の子とウインドウショッピングを楽しんでいるらしき現場を目撃したんですけど、やっぱ観ちゃうわけですよ。何をって言われれば、その隣の女子が、彼の作り上げる女子キャラの元ネタなんかなーってトコをですけど。ニヤリ。…と思ったのも束の間、すれ違う直前に気がついたので、ほぼ後姿しか見えなくてあんまり観れんかったよ。かわいらしい子っぽかったよ。