SEEDAの街風

街風

街風



MSCの漢・KREVATHA BLUE HERBILL-BOSSTINO…時代を変えてきた孤高のMCたちは、やはり時代を変える男からの参加要請を飲んだ。
今回のSEEDAのアルバム「街風」には、単なるお仲間意識やレコード会社から多額の金を積まれて名前を貸すだけの成功したらハイそれまでなMCは誰一人いない。自分の看板に傷が付くのかどうか?極めて慎重な選択で有名なMCたちがこぞって参加している。早い話が実力がなければ協力を得られないシビアな面子の参加を得ている、それだけでもこのアルバムが「本物」である片鱗を覗かせているといっても過言ではない。


例えるならば、当時、ウエストコーストに押され気味だったイーストコーストが、ある一人の才能ある若きヤングMCであったNASの元にNYCを代表するトラックメイカーやラッパーが集結し、見事イーストコーストの復興を遂げた時の状況にオーバーラップする。
実力のみで成し上がってきた男達は、実力のみで評価し、その思想が継承されていくことを望む。このアルバムに参加しているメンツにはそんな意識が感じられる。