時の有名人に似ているというギャンブル

人生に用意されている幾つかの山場の一つに数えられる「時の有名人に酷似と言われる時期」っていうイベントってあんた知ってっか？という導入から始まる、真昼間の路上で耳にした与太話。
誰しもが、時の有名人に似ていると言われる時期が確実に訪れるわけです。それは小学生の頃なのか、中年の頃になってなのか、それは神様の匙加減なわけで、本人にその時期を選択する事は出来なくて、同時に似ている対象も、流行のタレントの場合もあれば、一躍有名人となった連続暴行殺人犯の場合もあるわけです。その時期がいつなのか？そして誰なのか？それは人生を左右しかねない一大事であり、つまり、人生においての選択権のない大勝負。結婚・就職のような選択権があるイヴェントと違って、これはダイスすら振ることを許されない非情のガチンコ博打イヴェントであるのだ！！
俺の仕事先にいる地味めな女性が、チャーリーズ・エンジェルで一躍時の人となったルーシー・リューさんに激似であると叫ばれ、それ以後周囲は、ルーシー目線という新要素が脳にインプットされ、それまでの単なる地味めキャラから、ちゃんとメイクしたらルーシー・リュー・・・と想像力を働かせる素材はもしかしたらもしかするぞ!!と可能性を秘めた女性として、その取り巻く世界の目をガラリと変えた。つまり、彼女はこの博打、相手の自身満々のフォーカードに対して、ニヤリとロイアルストレートフラッシュを見せて勝ちやがったんだ。ポーカー地味フェイスで。羨ましいよ。
えー、これは、そんな風に人生にくっだらねードッキドキのイベンドを増やしてみるという日記経エンタテイメント。素晴らしきかなタカラの人生ゲーム。