冬のドラマのアウターについて。

uruoi2009-01-13



冬に始まるドラマの見所は、ストーリーとかじゃなくて主人公が着るアウターにある。


その理由は、他の季節の衣装と異なり、基本的に外のシーンでは毎回そのアウターを着て登場するわけで(毎回アウターが異なるようではリアリティーがないだろうし。まあ設定にもよるが)、着用回数がダントツに多いわけです。だからどんなアウターを着るか?それは、冬のドラマならではの重要なキービジュアルであり、チェック項目あり、またトレンドを左右する可能性も秘めた重要な要素なわけですよ。


で、そんなアウター選びですが基本的にスタイリストや演出が決めているんだろうけど、主役を演じる役者のネームバリューによっては、その役者の意見が反映される場合も多々ある。踊る大走査線の織田裕二のミリタリーコート、HEROの木村拓哉の茶色いダウンジャケットなどはそのパターンでしょ。
特に織田先輩は映画ホワイトアウトで着用した赤い防寒服も本人による強い提案と聞いたことがある。それぐらいアウターへのこだわりは強いっぽい。ですので、織田先輩が着てるすべてのアウターは「実は、うちの織田がどうしても着たいと言いまして・・・」というマネージャーの声をセットにして楽しむのが基本的マナーです。あと、いただきます出演時の大鶴義丹の黒のとっくりセーターもそれと思ってよい。

そんなこんなで、冬のドラマを見るときは、主人公が着ているアウターが本人による提案なのか、そうでないものか、そこを見るのもオツなわけです。

ちゅーのを踏まえて今期月9で始まったヴォイス〜命なき者の声〜。主役を演じる瑛太は緑色のダッフルコートを着用している。瑛太という役者のキャリアから見て、本人発信というよりはスタッフ側の提案っぽいね。プラス、ダッフル自体が定番商品で強いインパクトを感じないのでスタッフサイドのアウター勝負!っていう目線はあんまりないというか、そんなのねーよ。


ちなみに、めざましテレビでお天気お姉さん皆藤愛子さんが着ている千鳥格子のコートを中心としたモテコート選びは確実にスタッフによるものでみごとに成功していると思った。