ネット上に書かれる「おまえ」はすべて自分を指すように感じることについて

雑誌やテレビで「おまえ」と言われたところでまったくピンとこないけど、ネットで「お前」に代表される冷ための一人称(批判的内容のみに感じるというのがポインツ!)を見る度に、自分の事を言っているように思ってしまうのは何故だ?それは自分がネットに参加しているからじゃん。同じ土俵にいるから他人事じゃないと感じるんじゃん。読み手であり書き手だからじゃん。特にはてな的なつながりがあるようなエリアにいるから尚更ソワソワして漏らしそうになるんじゃん。そう考えるとネットってやっぱりコミュニケーションに秀でたツールなんじゃんと今更ながら実感したミッドナイトロンリネス。ダークネス。テンダネス。クレイジネス。
この「おまえ」は特定の人を指しているようでいて、ネットにエントリーしている誰もがその特定の人の範囲内にあるからしてやっかいであり効果的である。雑誌のおまえよりネットのおまえの方が勝ち。
要するにおまえの文脈の前後を読解する能力がそこにある「おまえ」を紐解く鍵となるであろうとかモーフィアスが呟いていたとかいないとか。