芸人のただ漏れる趣味主張
芸人さんにとって、真の意味での「リアルお洒落」は売れる為の根幹要素ではないわけだが、当然、お洒落をしたいという願望や、音楽的趣向を主張したがる衝動は、一若者として当然ある。とくに、ユースカルチャーと呼ばれるジャンルの音楽的趣向の主張は、若手芸人さんの「やったるで!」的な向上心と接な部分があるので、芸人さんのファッションにだだ漏れてるように思える。わかりやすい人を挙げて想像してみる。
■いつもここからの色白の人…細身のスーツにカンバッチ。それはロンドン方面の音楽なんでしょう。(詳しくはわかりませんが)
■スピードワゴンの小澤さん…黒シャツに細身のタイは、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT方面なのかしら
■ハリガネロックの皮ジャケットの人…漫画クローズの作者が好む土着的ロック方面(そのままですが)
■オリエンタルラジオの向かって右の人…裏宿 スチャダラパー界隈のオモロラップ系統・裏原(ザックリとですよ)
ふぁ〜としたグタグタ感のあるステレオ的で貧弱なダメ具体例というか想像例なんですが、とどのつまり、そういうアングルで芸人のファッションを見てみると、その芸人さんのネタの風味がこうなっているのは、こういう背景があって、こうなってあーなってという妄想をすることが俺はたまらなく好きであるという事だ。