高橋由伸選手の顔。からあいのりの話へ。

uruoi2004-09-21


プロ野球のスト会見では、高橋選手の怒りの表情に注目してしまった自分がいましたっていう真摯な野球ファンへの懺悔。
古田さんの隣という報道陣のカメラに晒される最前線に送り込まれた高橋選手は「怒ってますよ!」を、必要以上に顔面で表現されていて(画像はいまいち捉えきれていないもので申し訳ないです)、これはポーズとして捉えられやしないかと心配になった。
言うまでもなく、本気で怒っているのは第三者的にも明白なんですけど、あのVシネ俳優ばりのドスの利いた表情に【激怒している僕】という自分内における認知に、上乗せする形で【僕は心底怒ってるんですよ!皆さん!】という他人に認識させたいが為の【役者魂ともいうべき表現】が加算されていて、スト決行という誰もが憤怒しても当たり前という場において、その加算された「他者に向けた怒りの表現」が本心とは裏腹にやり過ぎなものと捉えられちゃうかも。あの状況下においては、無表情ですら怒っているとわかるわけですから。俺は、「おいおい、だいぶ怒ってるなー」と控えめに受け取りましたけど。

このようなカメラを向けられた人なら誰しもが陥る「過剰さ」はテレビではよく見られるが、その要素を番組の軸に据えたものもあって、「あいのり」におけるカメラを向けられた参加者の過剰さ。それは「ロマンティック」という形で出現するわけで、カメラを向けられた人の心理を巧みに利用している。【海外という非日常】・【恋愛という起伏する感情】そこへカメラがビッカリと向けられる。そりゃぁロマンティックな行動の一つでもとらないわけがないっしょ。