大局じゃないところでの話し。

uruoi2004-08-16


シュレックが魔法の薬でハンサムボーイに変身する「ザ・ギャプショーをお楽しみ下さい」というくだりがあるんだけど、それがね、なんかフツーのまっちょなおじさんみたいのに変身して、いうなればスーパーマンの変身前のクラーク・ケント…だっけ?をより大型にした感じで、これがアメリカ人のモテ男性像なのかと正直目を疑った。日本人のほとんどがそう感じたと思われる。しかも、そのおっさんと化したシュレックは、劇中の人間女キャラにモテモテで、全然共感できなくて、そういう笑いかと漠然に感じるほかなかったのはシュレック2の話。

自分考察の結果、あのシーンだけの瞬発的なサプライズでいったら飛びっきりの男前にするのが妥当で、それは簡単な事なんだけど、そのあと人間に変身した姿のまま、いくつかのシーンをこなしていかなくてはいけなくて、そうなると「主人公の印象の一貫性」とかが絡んできて、極上の美形の別人というよりシュレックらしさ、つまり不細工さ・ゴツさを薄っすらと湛えながら、イケメンに仕立て上げるという整合性をとった結果の造詣なのだと納得してみた。誰が?俺が。

この映画はおもろいというかほぼハズさないが、ネタがほぼ引用を用いた笑いの連続なので、好み的には設定が独創的なモンスターズ・インクのほうが好き。あれは傑作。あと、シュレックはあれと同じだね。スクリームと。手法が。