若槻千夏さんのお喋り術

uruoi2003-12-12

ちょっと前に、若槻千夏さんが何かの番組(たぶん新すぃ日本語)で、素人時代に「笑っていいとも!」のオープニングのアルタ前の生映像に写り込むという遊びをよくしていたような事を語っていたのだけども「あのいいとものロゴスーパーに被らないように写るのが大事なんですよー、あのロゴに被らないように!!!」の部分を強調していたところに、あぁ、この人は小話の面白どころを感覚的に把握した上で喋る事が出来る(決して計算ではなくナチュラルに基づく)、ボディーはもちろん意外とお笑い感度の発育もよろしい人なんだなーなんて思った。
あと、若槻千夏さんは思い浮かんだ言葉を億劫もなく口走っていく人なのだが、それはいわゆる爆弾発言系や毒舌系ではなく、ニュアンスとノリに任せて喋るタイプで、解り易くいうなれば、トークの要所要所で、後付け的に言葉を付け足していくような今っぽい言語センスがキラリとしていて、観ていてとても楽しい。うまく言えないが、後付け的に乗せてくる言葉のニュアンスが非常に良くハマるという感じか。制作側が起用するのもここら辺を評価しているからだと思う。あと、声の張り具合も他のグラビア枠のバラエティー要員らと比べて元気良く(グラビア枠に要求されるリアクションの派手さとかの意味合いで)、今最もバラエティーのトーンで喋れているグラビア人ではないかと個人的に評価しちゃうよ。

心配なのは、今後、バラエティー慣れしていった時に、俗にいう「ありがちなトーク方程式(ナイナイ矢部さんのお笑い文法をモチーフとした突っ込みにあるような)」が刷り込まれ、考え出して喋るようになりその持ち味を失ってしまう事であり、このパターンで潰れていくタレントさんって結構多い気がするので、スタッフ並び演者陣の方々は、ヘタな理論を吹聴しないよう心がけてほしい。とかいっても本人がビンビンに感じとってしまうものだったりするのだが・・・。がんばってほしい。そして、関係ないけど、俺はビジュアルでいうなら井上和香さんがエロいとなんの捻りもなく思っちゃうダメな人。実はこれが言いたいが為の長文なんッスけど。※誤字脱字大宴会で申し訳ない。