新おバカキャラの条件

uruoi2008-03-10



ヘキサゴンを震源地とした新世代のおバカキャラ木下優樹菜スザンヌつるの剛士上地雄輔とか)は、これまでテレビ界に連綿と存在してきたおバカキャラと構成される成分が異なる。


これまでのおバカキャラは、いわゆる高学歴である事が条件であり、その多くは女子アナが中心となりその役割を担っていた。高学歴なのに知識がない。バカ。基本的にこの矛盾によって常におバカキャラが成立してたのである。


しかし、現在のおバカキャラの共通条件は高学歴ではない。その条件はカワイイ・カッコイイである。もっと突き詰めると「モテ」である。
現在活躍しているおバカキャラは共通して見た目がよい「モテ」である。高学歴ではない。要するに彼らは見た目がいいのに、バカである。という要素で構成されているのである。そこには、これまで必要とされた教養がある人なのにバカ。という知性を軸としたギャップはもはや存在しない。というか必要としていないのか?(もはやその手の頭がよさそうなのにとかっていう前提はすでに食傷気味というかなんというか別にあってもなくてもいいんじゃない?って感じなのかよくわからないが)

  • バカっぽい見た目でそのままバカ(=木下)
  • 清純的カワイイさなのにバカ(=スザンヌ



このように、これまで成立してきた「知性」をベースにしてきた論法ではなく、「モテ」を基準としたおバカキャラがウケている。これはモテ(=見た目)という要素が極めて現代社会において優位に位置づけれられている事を示している。それは賢いのにブサイク。これはテレビはまったく必要としていないことからも言える。おしまい。