バブルへGOはALWAYS 三丁目の夕日のアンサー

uruoi2007-02-13


オモシロかった。
この映画の企画立案は、ALWAYS 三丁目の夕日のヒットがあってこそなわけで、ノスタルジーをくすぐる内容、ようするに三丁目の夕日では昭和30年代を舞台に、昭和のあるあるネタ(というかあったねネタ)が連発しつつ「あの頃の清貧・努力・絆って忘れちゃいけないよね?」が描かれていくわけですよ。


で同様にこのバブルへGO!! タイムマシンはドラム式でもバブル時のギロッポンあったねネタが炸裂する中、「お金がたぁーくさん余っててぇー、エロいボディコンのお姉ちゃんがいてぇー、やっぱあの頃ってマジよくね?」という現代史において否定されがちな要素満載のバブル期をラストまで肯定しきったまま映画は潔く終わる。
そこが爽快でいい。


三丁目の夕日の昭和初期が抱える「汗」「涙」というような道義的にみても否定要素なしの時代と違って、バブルって基本否定的であるのがお約束である。しかし、この映画ではありがちな否定的主張は一切なくて、バブル賛辞の単なる娯楽作品になっていて、この振り切ったチョイスが今のセンスでこの映画の全てだと思った。「終わった事(時代)はすべてよし」という感じ。


あと2007年でも太眉でお馴染みの吹石一恵さんが、あの頃の太眉ボディコンキャラにキャスティングされていて、それは眉毛つながりのパターンでありかと思いますけど、超細眉の人を太眉にというパターンもギャップがあってよかったのかしら?と思った。
さらに俺はバブルを体感した世代ではなく大学の頃は大氷河期といわれた時代の子なので、バブルへの憧れはトゥナイトを通しているだけに過激に悶々としている。