読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー [セラピーシリーズ] (ムックセレクト)
禁煙ではなく、タバコを止めた。ふかし抜きで10日間吸っていない。煙からの解放です。肺胞革命です。ライカ尾崎で言うなら「このセーラムライトからの卒業」です。

今回は禁煙、つまり我慢するという意識を排除すべく、今田さんも品川さんもこれを読んで止めたとたとの触れ込みのベタベタな禁煙本を入手し、いかにタバコが百害あって一理無しのサイテーピンプ野郎だという理屈をうんぬんかんぬんと完全理論武装&セルフ洗脳したおかげで、吸いたいという発想が疼いてもすぐに理屈で打ち消す事が出来る今の状態がある。

禁煙してると思ってしまうと「禁じているという意識」を持つことになってタバコを止めた後も、ずっとタバコの支配下に置かれ、喫煙者として出戻る可能性が高いそうです。
しかし今回は次元がちゃいます。
あの日に吸ったラスト一本が吸い終わった時点ですべてが終わったんです。そうなんです、すでに物語りは完結しているんです。禁止状態が永遠に続くわけではないんです。もうすでに終わっているのです。そんなアングルがロマンティックなんです。

思えば、15歳の時、みっちゃんからもらったキャスターマイルドを吸ったのがきっかけでしたね。その日から、キャスターマイルド、クール、セーラムライトと野球チームのごとく、渡り歩いたのが僕のタバコライフです。

で思ったのが我慢して止めるというのは無謀だという事です。いかにタバコが百害あって一理なしかの理屈をコンコンと自分の頭に叩き込んでいく、そんなマトリックスのモーフィアスのようにこの世の真の姿を理論的オカルト的にネオに説明するかのごとく、咀嚼して自分自身に言い聞かせる。やはり、そんなタバコマトリックスも、解放するには、ネオ同様にこちらもフリーなメンタリティーにあるらしいぞ。