ユニクロ。バスキア。

ユニクロで僕らがGO!サインを出すのは、断じて例外なく、ノンデザインなプレーンな品々で、ズボンとかポロシャツとか下着とかいわゆる、一見としてユニクロとバレないベタな商品だべ?from小田原。
しかしながら、ユニクロはノリノリでデザインを売りに来ているようで、近年のアートなTシャツがらみにそれが窺える。えーあれですわ、バスキアっす。基本線でイケてるとされているバスキアTっすわ。キース・ヘリングは言うまでもなく時代じゃない。でね、その展開から、今のユニクロにはこういう図式があるように思った。
ユニクロがナイスなデザインのTシャツを大々的に売り出す】

【客は、それがユニクロ商品であるという事を認知する】

【結果、世間から一瞬でユニクロ商品とわかる品は買わない】
つまり、ユニクロのデザインチームが、イケてるデザインを考えれば考えるほど、それはユニクロであると認知され(イケてるほど、記憶に残り易い)、結果ユニクロってバレバレじゃん。やめとくわ」に落とし込まれているというベトナム戦争ばりの泥沼。戦争。アメリカ。地獄のユニクロ黙示録。ドライメッシュT、980円。寝巻きだったらいいかも。

ユニクロはさ、無印良品と明確な差別化を目指すより、すれすれのトコで違うを狙えば良いのよ。安いんだからさ。あと、本人の口からユニクロであると惜しげもなく言える絶好のタイミングがあって、それは「お洒落さんだね!!」とか言われて、「あっこれ?ユニクロだから」とカブセ気味に返したその時、君は、クロスカウンターの真髄に触れる事が出来るだろう…。



がしかし、ユニクロを主張するのがイケてるとされる時代でもあり…。さぁ未来を選べ。